パートナーの浮気の可能性が浮上したとき、冷静でいられる人はいません。
しかし、怒りや悲しみに任せて行動してしまうと、事態を悪化させる可能性があります。
「証拠がないまま相手を問い詰めた結果、うやむやにされてしまった……」
「パートナーが警戒してしまい、浮気の証拠を取るのが難しくなってしまった……」
このように、感情的に動いた結果、不利な状況に追い込まれることさえあるのです。
この記事では、浮気が発覚した際の正しい行動を、3つのステップに分けて徹底解説します。
浮気の疑いがあるものの、対処方法がわからないという方はぜひ参考にしてください。
浮気の悩みを解決する3ステップ
浮気の問題を解決できるかは、正しい手順で進められるかどうかにかかっています。
順番を間違えれば、掴めるはずの証拠を失ってしまい、相手に主導権を握られかねません。
このセクションでは、浮気の悩みを解決する3ステップを解説していきます。
まずは冷静になる
浮気の可能性が浮上した際は、感情的になってはいけません。
感情的に行動すると、相手が浮気の証拠を隠蔽してしまい、事実確認を取るのが難しくなってしまいます。
現在の状況を冷静に分析できるまでは、1人で考える時間を作る、距離を置くなどの対策を取るようにしてください。
浮気の証拠を集める
浮気の可能性が高い場合は、証拠を集めましょう。
証拠がない状態で相手を問い詰めても、シラを切られる可能性が高いためです。
建設的な話し合いをするためにも、証拠を揃えて、言い逃れできない状況を作ることが大切です。
浮気の証拠がなかなか集まらない場合は、探偵や興信所への依頼も視野に入れてください。
決定的な証拠が手に入るうえ、浮気の有無を客観的に判断してもらえます。
パートナーと話し合う
浮気の証拠が揃ったら、パートナーとの話し合いに臨みましょう。
話し合う際は感情的に相手を責めるのではなく、2人の今後について建設的に話し合うことを心がけてください。
円滑に進めるためにも、話し合う目的や話の切り出し方などは事前に決めておくのがおすすめです。
関係性を再構築する場合
関係性を再構築したい場合は、浮気に至った原因を2人で考えてみましょう。
原因がはっきりすれば、今後の対策やルールを取り決めやすくなります。
2度と裏切らないと約束してもらい、その気持ちを行動で示して貰えば
必要であれば、夫婦カウンセリングなどを受けるのも良いでしょう。
別れる場合
別れる場合は、経済的な状況や住む場所、子供の親権など、現実的な問題を整理してから話を切り出してください。
また、慰謝料や財産分与といった法的な問題が発生するケースも考えられます。
手に余る場合は、弁護士などの専門家に相談すれば、問題をスムーズに解決できるでしょう。
浮気の疑いが浮上した際にやってはいけないこと
パートナーに浮気の疑いが浮上した場合、冷静でいられなくなる方がほとんどです。
しかし、衝動的な行動が自分を不利な立場に追い込んだり、問題を複雑化させたりする原因になる可能性もあります。
このセクションでは、浮気の疑いがある場合にやってはいけないことを、具体的な理由とともに解説します。
証拠がない状態で話し合う
浮気の可能性が浮上した場合、証拠がない状態で話し合いをするのはNGです。
確固たる根拠がないと、パートナーに言い逃れの機会を与えてしまいます。
浮気を認めさせるのに時間と労力がかかってしまうため、証拠を揃えてから話し合うようにしてください。
また、浮気を疑っていることがパートナーにバレると、証拠を隠蔽・消去される恐れもあります。
証拠を見つけるのが格段に難しくなるため、疑っていることが悟られるような言動も避けた方が良いでしょう。
相手を感情的に責める
浮気が発覚した際に、悲しみや怒りを覚えるのは自然なことです。
しかし、その感情をパートナーにぶつけるのは得策ではありません。
パートナーが心を閉ざしたり、浮気を助長する原因を作ったりする事態になりかねません。
なかでも、相手を威圧するような言動や暴力行為などは絶対にやめましょう。
パートナーの気持ちが離れてしまううえ、訴訟を起こす際も不利になりかねません。
パートナーのスマホを勝手に触る
相手の許可なくスマホを操作して情報を得る行為は、違法行為に該当する恐れがあります。
違法行為を使って入手した証拠は、法的な効力を持ちません。
交渉や裁判で不利な立場になるうえ、逆に自分が訴えられるリスクもあるため、注意が必要です。
また、監視アプリを無断でインストールしたり、相手のSNSアカウントに無断でログインしたりする行為も同様です。
証拠を集める際は、違法行為に該当しないかをよく確認しましょう。
浮気相手とコンタクトを取る
浮気相手を許せないのは、ごく自然な感情です。
しかし、浮気相手に直接慰謝料を請求したり、自宅や職場に押しかけたりするのはやめましょう。
これらの行動を取ると、脅迫罪や住居侵入罪、業務威力妨害罪などで訴えられる恐れがあります。
連絡を取らざるを得ない状況になった場合は、代理人を挟んでやり取りをすると良いでしょう。
過剰に自分を責める
「パートナーが浮気したのは、自分に魅力が足りなかったから」
「自分がもっと努力をすれば、浮気は未然に防げた」
このような理由で、自分を責めてしまう方がいらっしゃいます。
しかし、あなたに非はありません。
自分を責めるよりも、辛い気持ちと向き合うことを優先しましょう。
どうしても自分を責めてしまう場合は、信頼できる第三者に相談するのもおすすめです。
客観的な意見を聞くことで、状況を冷静に判断するきっかけを得られるかもしれません。
浮気の悩みはどこに相談すればいい?
浮気の悩みを1人で抱えきれない場合は、専門家に相談しましょう。
自分の負担を最小限に抑えつつ、問題を解決できます。
証拠が集まらない、法的手続きの進め方がわからない、精神的苦痛を和らげたいなど、悩みによって相談先は異なります。
この章では、浮気を相談できる専門家をお悩み別で紹介します。
個人で解決するのが難しいと考えている方は、ぜひお役立てください。
証拠を集めたいとき
浮気の証拠を集めたいときは、探偵事務所や興信所に相談してください。
個人での証拠収集は、精神的・肉体的な負担が大きいうえ、調査方法によっては違法行為に該当する恐れがあります。
探偵事務所や興信所に依頼すれば、浮気を裏付ける証拠が合法で手に入ります。
調査結果をまとめた報告書も受け取れるので、法的措置を取る際も有利に立てるでしょう。
相談するメリット
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法的に有効な証拠を得られる
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精神的・体力的な負担を大幅に減らせる
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相手にバレずに浮気の証拠を集められる
法的措置を検討しているとき
法的措置を検討しているときは、弁護士に依頼しましょう。
現在の状況を説明すれば、相手に何が請求できるかを助言してもらえます。
相手方との交渉や離婚協議書の作成、調停・裁判の手続きなども全て任せることが可能です。
法的な手続きや交渉が必要になった場合の心強い味方になるでしょう。
相談するメリット
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自分の法的な権利を守れる
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交渉のストレスから解放される
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自分に有利な条件で問題を解決できる可能性が高まる
自分の気持ちを整理したいとき
自分の気持ちを整理したい時は、カウンセラーへの相談がおすすめです。
誰にも言えなかった辛い気持ちや、悩みを受け止めてもらえます。
ただ話を聞くだけではなく、専門的な視点であなたの心を分析し、感情を整理するサポートを受けることも可能です。
気持ちが整理できない、自分がどうしたいかわからないなどの悩みを持つ方にぴったりな相談先と言えます。
相談するメリット
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心の負担が軽くなる
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客観的な視点を得られる
メンタルの関係で体に不調をきたしているとき
浮気によるストレスが体調にも影響を及ぼしてきたら、心療内科や精神科への受診を検討してください。
下記のような症状が続いている場合は、特に注意が必要です。
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不眠
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食欲の低下、または過食
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頭痛・めまい
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吐き気
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腹痛
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動機
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息苦しさ
心療内科や精神科に行けば、このような症状の原因を特定し、薬を処方してくれます。
適切な休養の取り方なども指導してくれるため、症状の軽減が期待できるでしょう。
相談するメリット
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ストレスによる身体的な苦痛を緩和できる
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心身の健康を取り戻せる
Tips:悩みは1つじゃない。連携をとってよりスムーズな解決を
浮気の悩みには、さまざまな問題が複雑に絡んでいる場合がほとんどです。
そのような場合は、相談先を無理に1つに絞る必要はありません。
気持ちの整理をつけてから探偵に依頼する、探偵に証拠を揃えてもらってから弁護士に相談するなど、さまざまな方法があります。
複数の専門家と連携を取りながら、問題解決に向けて着実に進んでいきましょう。
探偵に浮気調査を依頼するメリット3選
個人で証拠を収集するのは、精神的にも肉体的にも負担が大きい行為です。
調査方法によっては違法行為になるリスクもあるため、逆に自分が訴えられる事態に発展しかねません。
探偵に調査を依頼すれば、自分の負担やリスクを排除した上で、有利な立場に立つことができます。
この章では、探偵に依頼するメリットを3つ解説していきます。
浮気の有無を断定できる
探偵に浮気調査を依頼すると、浮気の有無を明確にできます。
「もしかしたら浮気をしているかも……」
「思い過ごしかもしれないけど引っかかる……」
このような状況が長引くと、精神的な疲労が蓄積し、体調にまで悪影響を及ぼしかねません。
探偵に依頼すれば、パートナーの行動を一定期間監視したうえで、浮気の有無を客観的に判断してもらえます。
真実を知ることで、疑心暗鬼の状態から抜け出せるでしょう。
浮気の決定的な証拠を手に入れられる
探偵は、浮気の有無を裏付ける下記の証拠を集められます。
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ラブホテルに出入りする瞬間の写真・動画
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浮気相手の自宅から翌朝出てくる写真・動画
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旅行先で同じ部屋に宿泊していることがわかる証拠
これらを時系列で調査報告書にまとめます。
場所や行動、一緒にいた人物なども詳細に記載するため、相手に言い訳をする隙を与えません。
慰謝料請求や離婚調停を行う際も有利になるでしょう。
浮気相手の身元を特定できる
浮気は2人で行う「共同不法行為」にあたるため、浮気相手にも慰謝料を請求できます。
しかし、パートナーが相手の身元を明かさず、慰謝料を請求できないケースも多々あるのです。
探偵に調査を依頼すれば、浮気相手の身元を明らかにできます。
慰謝料を請求する権利を、確実に行使できるでしょう。
探偵に依頼する手順
探偵に浮気調査を依頼すれば、疑心暗鬼で悩み続ける状況を打破できます。
しかし、探偵に依頼することに対して、ハードルを高く感じている方も多いはずです。
この章では、安心して調査を任せるための手順を4つのステップに分けて消化します。
依頼前の事前準備をする
依頼する前に、まずは自分が現段階で持っている情報を整理しましょう。
対象者の基本情報はもちろん、浮気が疑われる曜日や時間帯なども共有しておくと、調査をスムーズに進めてもらえます。
また、調査の目的を明確にするのも重要です。
どんな情報が欲しいかがわかれば、ピンポイントな調査を実施できるため、余計な費用が発生する可能性が低くなります。
探偵会社を選定する
探偵会社の中には、違法な手段を使って証拠を収集する業者が存在します。
しかし、違法な手段で得た証拠は法的な効力を持たないうえ、逆に訴えられる恐れもあります。
信頼できる探偵会社に依頼するために、下記のポイントは必ずチェックしましょう。
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公安委員会への届出があるか
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事務所の所在地が明確化
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料金体系が明確か
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浮気調査の実績が豊富か
無料相談で見積もりを取る
信頼できそうな会社を2〜3社ほど絞れたら、無料相談で相見積もりをとりましょう。
相談の際は、準備した情報を正確に伝えると、話がスムーズに進みます。
見積もりを取った後は、内訳に不自然な項目がないかをしっかり確認してください。
また、追加料金の有無も明確にすれば、見積もりより高額な値段を請求されるリスクを抑えられるでしょう。
契約内容をよく確認したうえで契約を結ぶ
相談と見積もりの内容に納得できても、その場で即決するのは避けてください。
一度持ち帰ってから、契約書の契約書の下記の項目をよく確認しましょう。
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調査内容と目的
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調査期間
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契約金額と支払い方法
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報告の形式
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キャンセル規定
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守秘義務
少しでも疑問がある場合は、遠慮なく担当者に質問してください。
【まとめ】浮気の疑いがある場合は、証拠を集めて事実を確認しよう
パートナーの浮気の疑いが浮上した場合、動揺される方がほとんどです。
冷静さを失い、感情に任せて行動してしまうケースも多々あります。
しかし、衝動的に行動することは大きなリスクを孕んでいます。
自身が不利な立場にならないためにも、冷静になり、正しい手順で問題解決にあたるようにしてください。
個人で対応が難しい場合は、専門家を頼る方法もあります。
負担が大きいと感じている方や、気持ちがまとまらずに悩んでいる方はぜひご相談ください。