
電話・SMS・訪問とさまざまな手口。家族が守るために、早期サインの見つけ方、通話と口座の確認、送金前の最終チェック、探偵の調査どころをまとめます。東北は出張相談が無料。
東北で目立つ手口

還付金の電話/SMS
医療費や保険の「かんぷ金」を名目に、口座やATM操作をせまる手口。平日昼間や夕方に集中しがちです。
- 相談事例:区役所を名のる電話でATMへ見にいく直前、家族が気づき録音と番号のうらどりで回避。
- 早期サイン:長電話/「今だけ」強調/ATMへ誘導。
- 予防・対応:折り返しは公的番号へ。ATMで還付はありえないと家族で共有するための貼り紙を電話横に。
キャッシュカード手渡し
銀行員や警察を名のり、自宅でカードと暗証番号をうけ取ろうとする。
- 相談事例:制服風の人物が来訪。名札の提示を求めると退去。録画を保存し警察に相談。
- 早期サイン:訪問前の電話/封筒交換の指示/暗証番号の聞き取り。
- 予防・対応:「約束のない来訪はおことわり」ステッカー。カード再発行は銀行窓口のみと決めておく。
点検商法(ゆきかき・屋根・給湯)
「無料点検」と言って不安をあおり、高額工事へ。雪や地震後に増えます。
- 相談事例:屋根の写真を見せられ契約寸前。別業者の相見積と、探偵による事業者の実態確認で中止。
- 早期サイン:当日契約の値引き/名刺が簡素/本社所在地があいまい。
- 予防・対応:相見積は3社。契約書はその場でサインしない。家族同席が条件。
災害・地震に便乗
補助金や保険金手続の名目で手数料をだまし取る。
- 相談事例:保険代行を名のる連絡。契約前に団体名を調べたら実体が薄く、被害を回避。1
- 早期サイン:「今日中」強要/前金要求/公的機関を装う。
- 予防・対応:自治体・保険会社の公式発表で確認。手数料は後払いが原則。
投資・副業のもうけ話
SNSやマッチングから近づき、少額入金→増額へ。出金は遅延や不可に。
- 相談事例:チャット指示どおりに取引するうち高額入金へ。口座名義と運営のうらどりで中断。
- 早期サイン:確実・月利〇%/出金できない理由がさまざま/海外事業者のみ。
- 予防・対応:出金テストを先に。家族の同意なく増額しないルール。
LINE乗っ取り・家族なりすまし
「スマホがこわれた」「コード送って」で認証や送金をうながす。
- 相談事例:孫を名のるメッセージ。音声通話で本人確認し未然防止。
- 早期サイン:急なギフト券購入依頼/日本語の不自然さ/新しいアカウント。
- 予防・対応:二段階認証。送金前は必ず電話で声確認。家族で合言葉を決めておく。
宗教・スピリチュアル商法などの「洗脳」
不安や孤独につけこみ、セミナーや寄付、開運商品の反復購入へ誘導。家族からの切り離しをねらうことも。
- 談事例:体験講座見にいく→連日の勧誘で高額な受講と寄付。連絡履歴と会場の実地確認で全体像を把握し、専門家と連携して解約・返金交渉。
- 早期サイン:家族や友人を否定/高額の前払い/「秘密にして」と指示。
- 予防・対応:本人を責めないで事実を集める。日時・支払い・勧誘の記録を保存。契約書と決済の控えを確保し、消費生活センターや弁護士へ。必要なら探偵が勧誘経路のうらどりと関係図を作成し、再接触を断つための具体策を提案。
早期に気づくサイン

次の項目に、今週あてはまるものにチェックを入れてください。
※2つ以上あてはまったら、送金や契約はいったん停止。家族の確認フローどおりに見直すための合図です。
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□ 見知らぬ番号との長い通話がふえた(目安:10分以上/週3回〜)
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□ 着信後にすぐメモをすてる/家計メモが消える(通話内容を家族に話したがらない)
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□ 通帳の引き出しがふえた/夜のATMに行きたがる(引き出し理由があいまい)
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□ 家に来客がふえたのに名札や名刺を見せない(身分の確認をえんきょくに断る)
チェックのしかた
- 通話・SMS・LINEの履歴を、家族といっしょに見にいく(週1回、決まった時間に)
- 通帳・カードの動きを、家計メモとそのとおりに照合(引き出し理由を一言メモ)
- 来客があった日は、日付・氏名(または会社名)・用件を一行メモで残す
次の一手
- 2つ以上チェックなら:送金/カード手渡しは中止 → 家族へ連絡 → 事実確認
- 不安が続くとき:録音・日時メモを保存し、警察や消費生活センター、探偵へ相談(東北は出張相談無料)
家族ができる調査

通話とメッセージの確認
家族といっしょに、着信履歴・SMS・LINEの画面を見にいく。同じ番号から長い通話が続いていないか、リンクやコードの要求がないかを確かめる。あやしい相手はブロック→通報まで行い、やりとりの画面は証拠のためにスクショで保存しておく。
口座とカードのチェック
通帳の動きとカード利用を、家計メモとそのとおりに照らしあわせる。見おぼえのない振込先名や、夜の引き出しが続くときは要注意。出金理由を一言メモに残し、通帳そのものは家族で共有して、合鍵のさまざまな場所に分けず一か所で保管する。
送金前の最終フロー
「合言葉」→「家族へ電話」→「金融機関へ確認」をそのとおりに実行する。合言葉は家族だけが知る短い言葉にして、電話で口にできない相手には送金しない。振りこみ前は、通話をいったん切って公的番号へかけ直すのが鉄則。
来訪者の記録
来客があった日は、日付・会社名・用件を手帳にひとこと記録。名札や名刺を見せない相手は玄関先での対応にとどめ、インターホンの録画を保存する。必要に応じて、服装や車の色・ナンバーもメモしておくと後の確認に役立つ。
機器設定
固定電話は迷惑電話フィルタと留守電をオン、通話録音も可能なら設定する。スマホは着信グループをしぼり、番号非通知は受けない設定に。OSとセキュリティアプリを最新にして、URLの自動プレビューはオフにするための見直しも行う。
探偵ができること

事実の確認
通話や訪問のようすをじっくり確認し、相手の所在や名義をうらどりします。名前・会社・連絡先が本物かを、公開情報や現地の聞きとりでたしかめるため、推測では終わりません。法律を守り、本人に気づかれにくい手順で進めます。
受け子の動きの把握
待ちあわせ場所や時間のパターンを見きわめ、出入りやルートを時系列でおさえます。写真や動画での記録は、第三者が見てもわかる形に整理。おとり行為などの違法行為はなし、安全第一で見にいくだけです。
報告と再発防止
写真・時系列・関係図で、だれがいつ何をしたかを一目でわかるようにまとめます。再発をふせぐための具体策(電話設定、来訪対応、送金前フロー)も提案。必要におうじて、警察・金融・弁護士との連携もサポートします。
流れ
相談 → 計画 → 調査 → 報告 → 再発防止プランの順に、むだなく進めます。最初に不安を整理し、計画どおりに調査。結果はすぐ活用できる形でお渡しし、今後の対策まで同じ担当が伴走。東北は出張相談が無料なので、気軽に相談から始めてください。
東北の相談先

警察相談専用電話 #9110
緊急ではない不安やトラブルを相談するための番号です。
まずは状況を短く伝えます。
「いつ・どこで・だれから・どんな連絡/来訪・いくら要求」
録音やスクショがあればそのとおりに説明。
※いま現場で危険を感じる、家に受け子が見にいく予定がある──などは110へ。
消費者ホットライン 188
契約・点検商法・定期購入・返金などの暮らしの相談窓口へつながります。
契約書や見積、支払いの控え、通話の日時メモを手元に。
「きょう中」「秘密に」の圧力があっても、いったん止めて188へ。
各県の警察サイバー窓口/金融機関の窓口
SMSのリンク、LINEのなりすまし、投資サイトなどはサイバー窓口へ。
相手のIDやURL、送金指示の画面はスクショで保存。
すでに振りこんだ可能性があるときは、まず銀行へ連絡して口座凍結を依頼(通帳・名義・振込先を用意)。
東北6県(青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島)は、県警のサイバー相談と主要銀行の不正対策窓口がそれぞれあります。
当事務所の無料相談
れに話せばいいか分からない時点でも大丈夫。匿名で相談できます。
通話・訪問・送金のサインを整理し、必要なら現地のうらどりや再発防止の手順までご提案。
LINE・電話・メールのさまざまな窓口からどうぞ。東北エリアは出張相談が無料です。
「いま振りこみそう」「今夜うかがうと言われた」など、切迫ケースは最優先で対応します。
解決事例

1.訪問販売の不実の告知|自宅内で録音・撮影して撃退
「母が『いまだけ無料』と言われ不安です」。家族同席で、インターホンの録画と室内の音声を記録。身分証の提示を求め、発言をそのまま残すための運用に切り替えました。調査員が時間どおりに現場を見にいくと、価格つり上げや虚偽の説明が録れ、高圧的な勧誘は退去。会社には記録をもって接触停止を通告し、188へ情報提供。
- 結果:契約せず被害0円/以後の訪問も停止。
- 再発防止:玄関に「約束のない来訪はおことわり」ステッカー/来訪記録表で日付・社名・用件をメモ。
2.セミナー商法への同行|実態を見える化して解約へ
「体験会に行くたび高額コースをせまられる」。会場周辺の聞きとりと、申込導線のうらどりを実施。勧誘スクリプト、複数名義の関連事業、誇大な実績表示を確認しました。家族と本人に、時系列と関係図で実態を説明し、クーリングオフ可能な範囲と返金交渉の手順を整理。
- 結果:高額コースを申込前に回避/既払金の一部返金。
- 再発防止:家族合言葉→単独参加はしない→契約書はその場サイン禁止、の三段フローを徹底。
3.投資話の実態確認|「海外企業・利回り保証」は詐欺、送金前に停止
「少額で月利◯%、海外の大手が保証」。サイトのドメイン履歴、運営の登記、評判、出金テストの可否、担当者の所在を総合確認。サーバの使い回し、運営実体の薄さ、出金遅延の多数報告、ミラーサイトを特定し、保証文言の根拠なしを提示。金融機関の不正対策窓口とも初動を共有。
- 結果:送金前に中止/被害0円。
- 再発防止:少額入金でもそのとおりに「出金テスト→家族確認→増額可否」の順で実行、SNS勧誘は即ブロック。
詐欺被害探偵相談窓口

「これ、詐欺かも?」と思ったら、まず止める。通話を切って深呼吸。私たちの窓口は匿名OK・24時間、東北は出張相談も無料。小さな違和感の段階で相談して大丈夫です。
相談では、通話やメッセージの日時・番号・内容、スクショ、振込先メモ、来訪者のようすを共有してください。事実を早く掴むために、記録はそのまま残しましょう。家族の合言葉も決めておくと安心です。
進め方はかんたんです。まず不安を整理(ヒアリング)→初期対策を案内→必要に応じて相手の所在や名義の裏どり、受け子の動きの把握へ。違法なおとり行為はしません。安全第一で、計画どおりに進めます。
私たちは秘密厳守、費用は事前見積り、むりな提案はしません。電話・LINE・メールのさまざまな窓口からどうぞ。いま送金やサインを止めるために、まず一報。現場を自分で見にいく前に、必ず相談してください。


